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南アルプス市は、山梨日日新聞社とタイアップして「南アルプス市ふるさとメール」を発信しています。ふるさとの最新情報や観光情報、山梨日日新聞に掲載された市に関係する記事などをサイトに掲載し、さらに会員登録者にはダイジェスト版メールもお届けします。お楽しみください!

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プロフィール

 山梨県の西側、南アルプス山麓に位置する八田村、白根町、芦安村、若草町、櫛形町、甲西町の4町2村が、2003(平成15)年4月1日に合併して南アルプス市となりました。市の名前の由来となった南アルプスは、日本第2位の高峰である北岳をはじめ、間ノ岳、農鳥岳、仙丈ケ岳、鳳凰三山、甲斐駒ケ岳など3000メートル級の山々が連ります。そのふもとをながれる御勅使川、滝沢川、坪川の3つの水系沿いに市街地が広がっています。サクランボ、桃、スモモ、ぶどう、なし、柿、キウイフルーツ、リンゴといった果樹栽培など、これまでこの地に根づいてきた豊かな風土は、そのまま南アルプス市を印象づけるもうひとつの顔となっています。

お知らせ

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2020年9月

【季節の便り】

秋の味覚

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 南アルプス市内は実りの秋を迎え、様々な種類のぶどうが味わえる季節になりました。なかでもシャインマスカットは人気が高く、本市のふるさと納税返礼品でも一番人気となっており、全国のふるさと納税受付サイトで人気ランキング1位になったこともあります。
 ぶどう狩り体験ができる農園もありますので、是非一度ご賞味ください。

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 詳しくは、こちら(南アルプス市観光協会ホームページ)をご覧ください。

お問い合せ
南アルプス市観光協会 TEL 055-284-4204

 

黄金色の景色

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 暑い日が続いた夏が過ぎ、今年も田んぼを通る心地良い風に、稲穂が揺れる季節になりました。南アルプス市内では黄金色に色づいた稲穂が首を垂れ、棚田では新米の収穫が始まりました。

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[南アルプス市役所 秘書課]
「広報 南アルプス」はこちらから

【連載 今、南アルプスが面白い】

開削350年 徳島堰(1)

フルーツ王国・南アルプス市

 すももの収穫量山梨1位・全国1位、サクランボの収穫量山梨1位・全国7位、ぶどうの収穫量山梨4位・全国5位、モモの収穫量山梨4位・全国7位、キウイの収穫量山梨1位・全国17位、カキの収穫量山梨1位・全国23位、ウメの収穫量山梨1位・全国16位、、、などなど、これは南アルプス市の果樹の収穫量であり、まさに南アルプス市は果樹王国といえます(データは少し前のものです)。

 果樹栽培の主な舞台となる御勅使川扇状地は、現在の市域北部を流れる御勅使川が、山々を削り、運んだ土砂が長い年月をかけて堆積して造り出された、南北約10km、東西約7.5kmに及ぶ広大な土地です。御勅使川が運ぶ土砂 は砂礫(れき)が多く含まれているため、透水性が大きく、昭和四十年代にスプリンクラーが設置されるまで、月夜の弱い光でさえ日照りをおこすと言われた、国内でも有数の乾燥地帯でした。水害が多発する一方で、広大な範囲に御勅使川が運んだ砂礫が厚く堆積しているため、透水性が大きく、水を得ることが困難なのです。そのため、水の獲得は扇状地(原方)に暮らす人々にとっての再優先課題でした。こうした過酷な環境を切り開き、土地の特徴を生かした独特な文化を育みながら、現在の果樹栽培へと暮らしをつないできたのです。

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【写真】御勅使川扇状地周辺の地形

徳島堰 三五〇年

 これまでにも、その過酷な環境を乗り越えるべく扇状地に暮らす知恵やその変遷についてご紹介してきましたが、中でも大きな画期となったのが「徳島堰」の開削と言えるでしょう。完成して今年でちょうど350年を迎えましたので、南アルプス市ふるさと文化伝承館では350年を記念して、テーマ展示「開削350年 徳島堰」を開催しております。そのようなタイミングに合わせて、ふるさとメールでも何回かに渡って徳島堰についてご紹介していきます。今回はまずその概観から。

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【写真】テーマ展示「開削350年 徳島堰」のチラシ(表・裏)

 御勅使川は、その透水性から元々水量が少ない上に、夏になると上流部で水田に水を使うため、その水を扇状地全体に広く行き渡らせることはできません。そのため、徳島堰は、御勅使川ではなく、釡無川の上円井(韮崎市)から取水してい ます。 寛文五年(一六六五)、江戸深川の町人徳島兵左衛門が工事に着手し、二年後の寛文七年には曲輪田まで通水したと言われます。その距離約十七km。しかし、同じ年に起きた二度の大雨のため堰の大部分が 埋没したと言われます。これを機に兵左衛門は事業を断念し、この地を離れてしまいます。

 事業を引き継いだ甲府藩の甲府城代戸田周防守は、家臣の津田伝右衛門と有野村の矢崎又右衛門に堰の改修を命じました。矢崎又右衛門は私財を投じてこの復旧工事に取り組み、ちょうど今から三五〇年前の寛文十年(一六七〇)、ついに完成させ、翌年藩に引き渡されました。当時の文書からは、当初は「西郡新田堰」と記されていることがわかりますが、後に「徳島堰」と呼ばれるようになります。

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【写真】江戸時代の前期に建築されたとみられる矢崎家住宅(市指定文化財)

 堰が完成したことにより、堰にほど近い村では畑が水田に変わり、多くの村々で新たに水田が拓かれました。六科村や有野村などでは石高が増加し、飯野新田や曲輪田新田などの新しい村もできました。

 しかし、この堰ができても水田を営むまでの十分な水が供給できなかったのが原七郷(上八田、在家塚、西野、桃園、上今井、吉田(沢登・十五所も含む)、小笠原)と呼ばれる地域で、農業はおろか、飲み水にも困る生活をしていました。古くから地元でいわれてきた「原七郷はお月夜でも焼ける」の言葉は、月の弱い光でも乾燥してしまうほど水の乏しい土地ということを表しています。

 ただし、在家塚の一部では通水に成功して水田が営まれたり、その他の地域でも、徳島堰の水が溜池に通水されて貴重な生活用水として利用されたり、さらには、堰から地下へ浸み込んだ水が伏流水となって、御勅使川扇状地扇端部の村々の井戸水としての貴重な水源にもなったのです。


徳島堰が育んだ「暮らしの風景」

 このように、徳島堰は、直接的・間接的に扇状地に多大な恩恵をもたらしました。 それだけではありません。徳島堰は生活の一部でもありました。

 堰にほど近い地域では、夏は堰で泳ぎを覚え、冬はスケートを覚えたというお話も多く耳にします。また、お風呂の水として利用したり、洗い場(「つけえ場」)として利用したりと暮らしに欠かせない存在でした。この徳島堰を舞台に様々な「暮らしの風景」が生まれ、文化が育まれており、地域の方の記憶に刻まれているのです。

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【写真】今も残る「つけえ場」(韮崎市)

 ノーベル生理学・医学賞を受賞された大村博士は韮崎市の出身である事は知られているところですが、ご生家は旭地区の徳島堰沿いにありました。現在、大村美術館がある付近です。博士はご自身の著書で、幼少期を振り返る記述の中で度々徳島堰について触れています。著書「人間の旬」では「泳ぐことについては、生家の近くを流れる徳島堰の急流で上級生に鍛えられていたので、静かで自然に体が浮く海での泳ぎは楽であった」とあったり、「ストックホルムへの廻り道」には、「夏の楽しみとしてよく、夕飯を済ませてからカンテラと銛を持って父のあとを追い、田んぼに水を引く堰のウナギを捕まえに行った。(中略)私の好奇心を大いにかきたててくれたものである」とあります。徳島堰での暮らしが博士のその後の研究に影響を及ぼしたかもしれないと考えると感慨深いものがあります。

 徳島堰は、石等で一部護岸されただけの素掘りの水路でしたので、様々な生物もおり、豊かな水辺の風景もありました。まさに大村博士の記憶の風景と同じでしょう。しかし素掘りの水路は水が浸透・漏水しやすい欠点もあり、扇状地の水不足を根本から解消するには至らず、水争いも戦後まで絶えませんでした。

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【写真】石積みの頃の徳島堰

 昭和41年(1966年)から、釡無川右岸の土地改良事業が着手され、徳島堰のコンクリート化が始まります。安定した水量を確保できるとともに、昭和49年にはその水を利用したスプリンクラーが扇状地全体に張り巡らされ、扇状地全体の灌漑(かんがい)化も一気に進むことになります。

 現在ではスプリンクラーを通じて散水された徳島堰の水が、サクランボやスモモ、モモ、ブドウといった南アルプス市を代表するフルーツを育んでいます。

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【写真】最初に設置されたスプリンクラーヘッド アメリカのレインバード社製のもので、昭和20年代から飯野地域で実験的に導入されている

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【写真】南アルプス市内の扇状地全体に張りめぐらされたスプリンクラーと畑管の配置図。赤い丸印がスプリンクラーの位置を示している

 350年前に先人たちの人力によって完成された徳島堰が、今の南アルプス市のフルーツ産業を支えています。言わば南アルプス市の血管のように市内各地に行き渡り、活力をもたらしている存在と言えるのです。

【南アルプス市教育委員会文化財課】

【市役所便り・イベント情報】

せん孔病防除費助成 南アルプス市方針、3分の2負担

 南アルプス市は、市内で桃のせん孔細菌病が増えていることから、来年度以降のまん延を防ぐため、秋季の防除対策にかかる費用の一部を助成する方針を決めた。JA南アルプス市によると、せん孔細菌病と長雨の影響で、市内では本年度の出荷量は例年の半分程度に落ち込む見込みで、市の担当者は「産地を守るため、防除に協力してほしい」と話している。
 市によると、せん孔細菌病は枝が傷ついた部分などから菌が伝染する。昨年10月の台風19号の強風や雨の影響で、枝や葉が傷つき、拡散した菌に広く感染したとみられる。
 今年は多くの被害が確認され、長雨の影響もあって収穫量が大幅に落ち込んでいるという。JA南アルプス市によると、管内の桃の出荷量は例年は1700~1800トンあるが、今年は8月末時点で1000トンに達しておらず、半減する可能性があるという。
 助成は、市内の桃の全耕作面積335ヘクタールを対象とする。2回の防除にかかる費用の3分の2を市が負担する。市は9月定例市議会に提出した補正予算案に事業費1862万円を盛り込んだ。
 菌が伝染することから、市は市内全域での消毒作業へ協力が必要としている。市の担当者は「桃の産地を守るためには、地域ぐるみで抑え込む必要がある。市が支援をするので、防除に取り組んでほしい」と話している。

【山梨日日新聞 9月11日掲載

【ふるさとニュース】

芦安の将来語らい10年 住民サロン、コロナ越え継続

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 南アルプス市芦安地区の住民らは地区の課題解決策や将来について語り合う「芦安みらいサロン」を継続的に開いている。今年は新型コロナウイルス感染拡大で開けない時期が続いたが、9月に再開。地域おこし協力隊員と住民が、今後取り組みたいことを語り合った。

 市などによると、サロンは、芦安地区の人口減少対策について考える勉強会を母体に約10年前に始まった。5年ほど前からは地域の課題解決について話し合うサロンとして開き、3年前からは地域おこし協力隊が中心となって運営している。
 これまでに座談会や講演会などを開催。住民団体が地元の祇園祭に「ヤグラ」を復活させたことや、滝までの遊歩道を整備したことなどの活動を報告。開催したいイベントや将来について語り合い、活動への協力を呼び掛ける場にもなっている。
 本年度は、新型コロナウイルスの影響で開催を見送っていたが、8日に芦安交流促進センターで初回会合を開催。密を避けるために2日間で3回に分けて開催し、ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」も活用した。
 地域住民ら約20人が参加。今年4月に協力隊員となった女性が自己紹介し、これまでの活動報告や今後3年間で取り組みたいことを語った。意見交換では、住民から「店など住民が気軽に集まれる地域に拠点がほしい」「地域に伝わる料理を食べたい人がいても売っている場所がないので、売れる場所があるといい」などの意見が出た。
 協力隊員は「一人の発言を皮切りに参考になる意見が次々に出た。地域のことを良くしたいという意識が伝わった。地域おこしに一緒に取り組んでいきたい」と話している。

(写真)活動について報告する地域おこし協力隊員=南アルプス・芦安交流促進センター

【山梨日日新聞 9月11日掲載】

【ふるさとニュース】

食べ歩きマップ刷新 南アルプス観光協、持ち運びやすく

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 南アルプス市観光協会は、市内の飲食店や菓子店を紹介するパンフレット「南アルプス市食べ歩きMAP」を改訂した。
 パンフレットは観光協会会員の店舗を紹介していて、改訂は約3年ぶり。サイズをこれまでのA3判を四つ折りにしたものから、四つ折りにすると縦22センチ、横11センチの小さいものに変更、かばんに入れて持ち運びやすくした。
 市内の19店を紹介。表面は店名と地図上に店の位置を示している。裏面では、各店の営業時間や定休日、連絡先のほか、お薦めのメニューを写真で紹介。QRコードを読み取ると、店の位置が地図に表示されるようにした。
 約3千部作って、道の駅しらねや各飲食店などで配布している。観光協会の担当者は「市内にたくさんの飲食店があることを知ってほしい。1店舗だけでなく食べ歩きをして、お気に入りの店を見つけてほしい」と話している。

(写真)南アルプス市観光協会が改訂した「南アルプス市食べ歩きMAP」

【山梨日日新聞 9月9日掲載】

【市役所便り・イベント情報】

国立公園 雄大な自然活写 28日までレンジャー作品展

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 関東地域の国立公園などで活動する環境省のアクティブ・レンジャー(自然保護官補佐)が撮影した写真の作品展「環境省 アクティブ・レンジャー写真展~国立公園・野生生物の姿」(環境省関東地方環境事務所主催)が28日まで、南アルプス市芦安芦倉の芦安山岳館で開かれている。各地の雄大な自然や愛らしい動物の姿など多彩な作品が並ぶ。

 関東地方環境事務所管内の国立公園や国指定鳥獣保護区のアクティブ・レンジャー21人が撮影した写真を30点展示している。小笠原国立公園の海に沈む夕日や、尾瀬国立公園のミズバショウ、富士箱根伊豆国立公園の白糸の滝などを写した作品が並ぶ。
 同市芦安芦倉の南アルプス自然保護官事務所に所属する本堂舞華さんは、4点を出展。昨年北岳で撮影したカメラに目を向けて首をかしげた母親のライチョウを映した「ハイ、チーズ!!」や、北岳で撮影した秋の花「キオン」が広がる風景「秋晴れのある日」などがある。
 施設の無料エリアで観覧できる。本堂さんは「管内には富士山などの山や海もあり、豊かな自然が広がっている。新型コロナウイルスの影響で、見に行ってほしいとは簡単には言えないが、写真を見て興味を持ってもらい国立公園について知ってほしい」と話している。

(写真)アクティブ・レンジャーが撮影した自然や動物の作品が並ぶ写真展=南アルプス市芦安山岳館

【山梨日日新聞 9月9日掲載】

【市役所便り・イベント情報】

笠松紫浪の木版画 温かみのある43点 南アルプス市立美術館

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 南アルプス市立美術館で10月25日まで、大正から昭和期に活躍した笠松紫浪の作品を紹介する「笠松紫浪 木版画展」が開かれている。
 笠松は、1898年に東京・浅草で生まれた。日本画家として活動しながら、浮世絵の技法を生かして絵師・彫師・摺師で分業する大正新版画の作品を制作。晩年は全ての作業を1人で行う「自画自刻自摺」に取り組んだ。
 同展では「やまかげ」「椿」など四季の風景や花、寺社などのほか、「ふくろう」「しか」「わかい犬」など生き物を描いた作品などを紹介。木目を生かした温かみのある43点が並ぶ。
 子どもを対象に、版画に描かれた生き物を探すワークシートを配布。シートから隠れた言葉を見つけた人にはプレゼントを贈っている。

【山梨日日新聞 9月8日掲載】

【山梨県内のニュース】

バス、タクシー利用支援 県が回数券販売2500円分お得に

 新型コロナウイルス感染拡大により収入が減った路線バス、タクシー事業者を支援するため、県は9月10日から、プレミアム付き回数券を活用したキャンペーンを始める。額面7500円分の回数券を5千円で販売する。
 県交通政策課によると、路線バスは100円券75枚つづり、タクシーは500円券15枚つづりで計2万3千セットを販売する。利用できるのは路線バス5事業者、タクシー61事業者で、1人当たりの上限は各5セット。
 利用を希望する路線バス、タクシーの事業者を選び、クーポン券の発行を申請した後、指定事業者でクーポン券と現金5千円を回数券に引き換える。引き換え次第、指定事業者が運営する交通機関で利用できる。
 やまなしくらしねっとからの電子申請か郵送での申し込みが可能。クーポン券の申請は9月10日~12月28日、回数券とクーポン券の引き換え期間は9月下旬から来年1月31日。回数券は来年8月31日まで利用できる。問い合わせはキャンペーン事務局、電話055(262)1212(平日午前9時~午後5時)。
 同課によると、新型コロナ感染拡大に伴う外出自粛などの影響で、県バス協会、県タクシー協会とも加盟事業者の売り上げが減少しているという。同課の担当者は「事業者への支援のため、多くの人に購入してほしい」と話している。

【山梨日日新聞 9月8日掲載】

【ふるさとニュース】

芦安の民話 住民が紙芝居に

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 南アルプス市芦安地区の住民でつくる「芦安地域交流実行委員会」(伊東隆雅委員長)は、地区に残る民話を後世に伝えようと紙芝居を作った。「夜叉神の一つ目小僧」と「虎御前」の2話で、子どもたちが楽しめるように小中学校や図書館などに寄贈した。

 実行委によると、紙芝居は地域に多く残る民話を子どもたちに知ってもらおうと昨年夏に制作に着手。民話集などを基に地域の紙芝居の制作経験者にアドバイスを受けながら構成した。絵はメンバーが画用紙に絵の具で描いた。
 「夜叉神の一つ目小僧」は、山小屋に泊まり込んで山仕事をしていたきこりの太郎助が、もっと稼ごうと12月のお松節句の頃になっても村へ帰らず、一人きりの山小屋で一つ目小僧に出くわす話。「虎御前」は、兄弟のあだ討ちを描いた「曽我物語」に登場する女性を主人公にしている。兄・十郎祐成の恋人として登場する虎御前が芦安地区の出身とされ、地区には化粧をするために鏡を立てたとされる石や木像があることを伝えている。
 昨年11月には「芦安昔ばなし上映会」を開き、パワーポイントを使って、地域の子どもや高齢者に披露した。さらに多くの子どもに民話を知ってもらおうと、紙芝居10セットを制作。芦安小・中や芦安山岳館、南アルプス市立中央図書館などに配布した。

(写真)芦安地区の民話を描いた紙芝居「夜叉神の一つ目小僧」と「虎御前」

【山梨日日新聞 9月4日掲載】

【市役所便り・イベント情報】

八田児童クラブ移転 南アルプス市方針、小学校敷地に新設

 南アルプス市は、同市榎原の放課後児童クラブ「八田児童クラブ」を八田小の敷地内に移転、新設する方針を固めた。現施設が学校から離れていて、児童が移動する際に危険を伴うため、保護者から移設の要望が出ていた。
 市によると、現在の八田児童クラブは、八田小から南東約1キロに位置する。約80人の児童が利用登録し、放課後15~20分かけて移動している。しかし途中で交通量の多い県道を横断する必要があるため、今年6月には保護者から学校敷地内か隣接地へ施設建設を求める署名が金丸一元市長に提出されていた。
 現施設は、放課後児童クラブに使用できる専用面積が約76平方メートルで定員は46人だが、既に利用者が上回り手狭となっていたこともあり、市は八田小の敷地内に移転、新設することにした。
 新施設は、専用面積170平方メートル程度とし、約100人の利用を想定している。市は9月定例市議会に提出した一般会計補正予算案に、設計委託料として568万円を盛り込んだ。本年度中に設計を終え、来年度末までの完成を目指す。
 市の担当者は「現状では利用する児童が『密』な状態にあり、移動にも危険が伴う。できるだけ早く解消したい」と話している。

【山梨日日新聞 9月3日掲載】