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プロフィール

 山梨県の西側、南アルプス山麓に位置する八田村、白根町、芦安村、若草町、櫛形町、甲西町の4町2村が、2003(平成15)年4月1日に合併して南アルプス市となりました。市の名前の由来となった南アルプスは、日本第2位の高峰である北岳をはじめ、間ノ岳、農鳥岳、仙丈ケ岳、鳳凰三山、甲斐駒ケ岳など3000メートル級の山々が連ります。そのふもとをながれる御勅使川、滝沢川、坪川の3つの水系沿いに市街地が広がっています。サクランボ、桃、スモモ、ぶどう、なし、柿、キウイフルーツ、リンゴといった果樹栽培など、これまでこの地に根づいてきた豊かな風土は、そのまま南アルプス市を印象づけるもうひとつの顔となっています。

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【市役所便り・イベント情報】

おかえり 幻の三輪トラック「レオ」

201812021

 昭和30~40年代に南アルプス市の中野地区で活躍した三輪トラックの三菱「レオ」が1日、里帰りした。現存数が少なく映画にも“出演”した1台。市教委が行ったイベントの目玉企画として、所有者の協力を得て実現した。レオは中野地区に広がる棚田を約半世紀ぶりに疾走した。

 所有者は神奈川県の松葉さん。松葉さんによると、レオは生産が1959~62年と短く、現存するのは10台前後とみられる幻の三輪トラック。松葉さんのレオは61年式で、2012年公開の映画「ALWAYS 三丁目の夕日’64」に登場している。

 旧車好きの松葉さんは子どもの頃、レオが自宅隣の空き地で使われずに置かれていた記憶があり、以前から手に入れようと探していたという。10年ほど前に譲り受け、整備して運転できるようにした。

 レオの後部には「山王」という名字とともに「櫛形町中野」と書かれている。松葉さんは10年にルーツを求めて中野地区を訪問。2度目で当時のレオ購入者の家族と出会えたという。市教委の調査で1970年ごろまで中野地区で使われていたことが分かった。

 市教委は1日、地域固有の場所や建物、市民の記憶といった地域資源を紹介する専用サイト「○博アーカイブ」を公開し、記念企画として実施した、まちあるきイベントにレオを登場させた。参加者は棚田の農道を駆け上がってきたレオを出迎え、記念撮影するなどした。

 松葉さんは「一度は里帰りさせて地域住民にレオを見せたかった。いい記念になった」と喜んでいた。

(写真)約半世紀ぶりに里帰りした三輪トラックの三菱「レオ」=南アルプス市中野

【山梨日日新聞 12月2日掲載】

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