南アルプス市で、特産の干し柿「あんぽ柿」の出荷がピークを迎えている。
農業を手掛ける「M.A.C.Orchard」(同市飯野)では4日、従業員が手分けをして「大和百目柿」の皮をむき、棚につるして薫蒸した。温度や湿度を管理した施設内で7~10日乾燥させて仕上げるという。作業は11月末まで続く。
あんぽ柿は、ころ柿よりも水分量が多く、ゼリー状のとろりとした食感が特徴の干し柿。同社によると、今シーズンは年間を通じて天候に恵まれ、昨年より出荷量が多く、甲州百目柿や平核無柿も加え約60~70トンをJA南アルプス市に出荷する見通し。
(写真)あんぽ柿の出荷作業を行う従業員=南アルプス市飯野
【山梨日日新聞 11月12日掲載】