芦安小は27日、総合学習の一環でシカの食害について学ぶ授業を行った。
環境省南アルプス自然保護官事務所の生態系保全等専門員が講師を務め、3~6年生の児童10人が参加した。金丸さんは、北岳周辺でニホンジカの数が増えていることや、食害により農作物や高山植物に被害が出ていることを解説。鳥獣対策には「捕獲」「防護」「管理」が必要として、捕獲用のわなを紹介した。
児童がシカの角に触れたり、毛皮を触って夏毛と冬毛の違いを体感する場面もあった=写真。6年生は「冬の毛は思ったより、ふかふかしていて夏の毛は涼しそうだった。シカのために農業被害がたくさん出ていることにびっくりした」と話していた。
【山梨日日新聞 7月30日掲載】