芦安山岳館は、山梨日日新聞社とタイアップして「芦安山岳館メール」を発信しています。南アルプスの最新情報や観光情報、山梨日日新聞に掲載された山岳に関係する記事などをサイトに掲載し、さらに会員登録者にはダイジェスト版メールもお届けします。お楽しみください!

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プロフィール

 南アルプス芦安山岳館は、2003年3月21日に開館しました。山岳文化の発掘と研究・継承、自然保護や安全登山の普及、山を仲立ちとしたさまざまな交流の実現を目的としています。氷河時代から数万年を生き続けるキタダケソウやライチョウが住む3000メートルの高山、生活と結びついて文化や産業、技術を育ててきた里山。芦安地域は自然、文化ともに魅力に満ちた地域です。山岳館はその一端を知っていただく施設です。また、この施設は、県産材の利用促進を図ることを目的としたモデル的施設でもあります。多くの方に見学していただき、県産材の良さを知っていただきたいと思います。

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【山岳関連ニュース】

キタダケソウ発見 清水基夫さんを本に

南ア出身の女性、思い出つづる

201810011

 南アルプス市(旧甲西町)出身で横浜市在住の武内佳子さん(81)は、キタダケソウを発見した故清水基夫さん=享年(80)=の思い出をつづった随筆集「北岳草と清水基夫先生 花が紡いだ人の温もり」を自費出版した。白い花を咲かせるキタダケソウは、北岳にしか生息しない希少種。武内さんは「日本の宝であるキタダケソウと発見者の清水先生について、より多くの人に知ってほしい」と話している。

 清水さんは1931年にキタダケソウを発見。3年かけて複数の標本を採集し、新種として認められた。

 武内さんは86年、夫と経営していた横浜市内の電器店で、客として訪れた清水さんと出会った。武内さんが南アルプスの麓の旧甲西町で育ったことを伝えると、清水さんはキタダケソウについて熱っぽく語ったという。武内さんは「ふるさとからは北岳の山頂が見える。高根の花にあこがれ、おとぎ話のような話に引き込まれた」と振り返る。

 「聞かせてもらった話を後世に残したい」との思いから、出版を決めた。本の内容は日記を基に執筆。清水さんが語ったキタダケソウ発見時のエピソードのほか、盗掘が絶えないキタダケソウの行く末を晩年まで心配していた清水さんの様子などをつづっている。

 A5判、86ページ。1200部を製作し、南アルプス芦安山岳館や山小屋関係者、友人に贈った。武内さんは「清水先生との出会いやキタダケソウを通して、あらためて故郷とのつながりができた。本には故郷への思いも詰まっている」と話している

【山梨日日新聞 10月1日掲載】

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