芦安山岳館は、山梨日日新聞社とタイアップして「芦安山岳館メール」を発信しています。南アルプスの最新情報や観光情報、山梨日日新聞に掲載された山岳に関係する記事などをサイトに掲載し、さらに会員登録者にはダイジェスト版メールもお届けします。お楽しみください!

南アルプスNETホームページへ

プロフィール

 南アルプス芦安山岳館は、2003年3月21日に開館しました。山岳文化の発掘と研究・継承、自然保護や安全登山の普及、山を仲立ちとしたさまざまな交流の実現を目的としています。氷河時代から数万年を生き続けるキタダケソウやライチョウが住む3000メートルの高山、生活と結びついて文化や産業、技術を育ててきた里山。芦安地域は自然、文化ともに魅力に満ちた地域です。山岳館はその一端を知っていただく施設です。また、この施設は、県産材の利用促進を図ることを目的としたモデル的施設でもあります。多くの方に見学していただき、県産材の良さを知っていただきたいと思います。

お知らせ

南アルプス芦安山岳館メール閲覧ページのURLアドレスが変わりました。ブックマーク(お気に入り)やリンクのURLアドレスの変更をお願い致します。

http://sannichi.lekumo.biz/ashiyasu/

【山梨県内のニュース】

「赤い宝石」見極める熟練の目

201806091_2

 新聞紙の上に並べられた赤い宝石。サクランボ「佐藤錦」の出荷がピークを迎えている南アルプス市で、農業中込さん=同市西野=は実を優しく手で取り、傷みがないか目をこらして確かめていた。出荷できない実は「はねだし」専用の箱へ入れる。

 軸が取れているものや、小さいもの、割れているもの。色付きが薄かったり、反対に濃かったり。一目では傷ものとわからない実も、中込さんは「ほら、少しぷにっとして柔らかそうでしょう」と即座に見極める。葉でこすれた跡がわずかにあるだけでも、出荷はできない。

 贈答用として商品性が高い果実だからこそ、妥協は一切しない。はねだしは仕分け作業を手伝うアルバイトや知人に配る。「自然相手だから、全て同じにはならないよね。1年かけて育てたものが出荷できないのは切ないけどね」。そう言うと、少しだけ寂しそうに笑った。
 
(写真)サクランボ「佐藤錦」の選別作業をする中込まさみさん。傷やこすれた跡がある実は、規格外の「はねだし」専用の箱に入れる=南アルプス市西野

【山梨日日新聞 6月9日掲載】

≪ 前の記事 | トップページ | 次の記事 ≫