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プロフィール

 南アルプス芦安山岳館は、2003年3月21日に開館しました。山岳文化の発掘と研究・継承、自然保護や安全登山の普及、山を仲立ちとしたさまざまな交流の実現を目的としています。氷河時代から数万年を生き続けるキタダケソウやライチョウが住む3000メートルの高山、生活と結びついて文化や産業、技術を育ててきた里山。芦安地域は自然、文化ともに魅力に満ちた地域です。山岳館はその一端を知っていただく施設です。また、この施設は、県産材の利用促進を図ることを目的としたモデル的施設でもあります。多くの方に見学していただき、県産材の良さを知っていただきたいと思います。

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【山岳関連ニュース】

甲武信エコパーク推薦

国内委決定 9月、ユネスコ申請

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 山梨、埼玉、東京、長野の4都県にまたがる秩父多摩甲斐国立公園を中心とする甲武信ケ岳周辺のエコパーク登録について、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の国内委員会は7日、生物圏保存地域「エコパーク」に推薦することを決めた。チョウや草花など希少な動植物が生息しながら、農業や林業など持続可能な経済活動が進められていることが評価された。9月にユネスコ本部に申請書を提出し、来年5~7月ごろに登録の可否が審査される見通し。

 エコパークは生態系の保全と持続可能な活用の両方を図るのが目的。ユネスコ国内委事務局の文部科学省によると、推薦するエリアは4都県の12市町村にまたがり、2千メートル級の山が連なる山岳地帯から、甲州市や埼玉県秩父市の市街地を含む約19万ヘクタール。山梨県内は甲府、山梨、大月、北杜、甲斐、甲州、小菅、丹波山の8市村がエリアに含まれている。エリアの名称は「甲武信」とした。

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 推薦エリアは、生物の多様性を厳格に保全する「核心地域」、核心地域を保護して学術的研究などに活用する「緩衝地域」、自然と調和した持続可能な発展を図る「移行地域」の三つの地域に区分している。

 ユネスコ国内委は、このエリアが太平洋側から日本海側までの広範囲を支える水源地で、絶滅危惧種に指定されているチョウや草花など多くの動植物が生息している点を評価。ブドウやモモの果樹栽培、環境に配慮した農林業など持続可能な経済活動が進められ、企業などと連携した森林保全活動の推進が見込まれることを踏まえ、推薦を決めた。

 甲武信ケ岳周辺のエコパーク登録を巡っては、山梨、埼玉、長野3県の関係自治体でつくる「甲武信ユネスコエコパーク登録推進協議会」が2016年10月に申請したが、ユネスコ国内委の分科会で、対象区域の拡大や保全体制の整備を求める意見が出され、推薦が見送られた経緯がある。

 協議会はその後、東京都奥多摩町などの約8千ヘクタールを対象エリアに追加。オブザーバーだった長野、埼玉両県を顧問とするなど組織体制を見直し、昨年10月に再申請した。ユネスコ国内委の分科会は6日の会合で推薦の可否を審議したが、結論を7日に持ち越していた。

 ユネスコエコパーク 1976年からスタートし、120カ国、669地域(2017年6月現在)が登録された。世界自然遺産が自然地域の保護・保全を目的とするのに対し、生態系の保全と持続可能な利活用の調和を目的としている。国内では山梨、長野、静岡3県の10市町村にまたがる「南アルプス」(14年登録)など、9カ所が登録されている。これまでユネスコ本部に推薦された国内の地域は全て登録が実現している。

 【写真】エコパークへの推薦が決まった甲武信ケ岳と周辺=山日YBSヘリから

【山梨日日新聞 3月8日掲載】

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