芦安山岳館は、山梨日日新聞社とタイアップして「芦安山岳館メール」を発信しています。南アルプスの最新情報や観光情報、山梨日日新聞に掲載された山岳に関係する記事などをサイトに掲載し、さらに会員登録者にはダイジェスト版メールもお届けします。お楽しみください!

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プロフィール

 南アルプス芦安山岳館は、2003年3月21日に開館しました。山岳文化の発掘と研究・継承、自然保護や安全登山の普及、山を仲立ちとしたさまざまな交流の実現を目的としています。氷河時代から数万年を生き続けるキタダケソウやライチョウが住む3000メートルの高山、生活と結びついて文化や産業、技術を育ててきた里山。芦安地域は自然、文化ともに魅力に満ちた地域です。山岳館はその一端を知っていただく施設です。また、この施設は、県産材の利用促進を図ることを目的としたモデル的施設でもあります。多くの方に見学していただき、県産材の良さを知っていただきたいと思います。

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【山梨県内のニュース】

「モンゴルの至宝展」 民族の文化と歴史を紹介

 17日から笛吹市の県立博物館で開かれる「チンギス・ハーンとモンゴルの至宝展」(山梨日日新聞社、山梨放送、同博物館など主催)は、モンゴルの騎馬遊牧民族やモンゴル帝国などに関する美術品や資料などを通して民族の盛衰をたどる。大帝国を築いたモンゴル民族の繁栄の象徴とも言える金銀を使ったきらびやかな装飾品、クマやシカといった草原に生きる動物をモチーフにした食器など、遊牧や狩猟の生活を映し出す逸品からは、その文化と歴史をうかがい知ることができる。展示品はほとんどが日本初公開となる。
 内陸アジアの草原で紀元前から遊牧や狩猟を営んできたモンゴル民族は、騎馬の力で周囲の農耕民族を圧倒した。1206年にチンギス・ハーンがモンゴル帝国を建国。史上最大の国家となるが、1351年の紅巾の乱以降は力を失い、混乱期に入った。
 今展で紹介する159点はほとんどが中国・内モンゴル自治区博物館の所蔵。日本の国宝に当たる「一級文物」54点も含まれる。
 展示は3章で構成する。1章「戦国時代のモンゴル」はモンゴル帝国建国前に力を持った東胡、匈奴、鮮卑、突厥、契丹の5部族を紹介。交通の必需品であった馬の勇ましい姿をかたどった俑やシカの角型の冠飾りなど動物をモチーフにした品からは、動物への愛着が垣間見える。
 2章「一代の天驕」は、元王朝を打ち立てたモンゴル民族最盛期の文化や暮らしがテーマ。当時の大都市では馬具や陶器の製造のほか、冶金の技術が発達した。希少な金銀を材料にそれらの技術を用いて生み出された実用性と華やかさを兼ね備えた鞍や食器は、大帝国の栄華を象徴している。
 3章「明・清時代のモンゴル」は、他民族の影響を受けながらも固有の文化を保った時代を伝える。最盛期を過ぎたこの時代にはチベット仏教が広まるなど他民族との交流が深まった。チベット仏教の寺院での儀式に使われた、中国古来から神秘的な生き物としてあがめられた五爪の龍をあしらった「祭事用龍袍」からは、その様子がうかがえる。古代インドの軍神とされる「銅鍍金明王像」は、多様な文化を受け入れた時代に生きた民族の姿を物語っている。
 同展は5月31日まで。会期中の休館日は、4月20日、27日、5月6日、11日、18日、25日。問い合わせは県立博物館、電話055(261)2631。

【山梨日日新聞社 4月2日掲載】

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