小野徹宅の食器販売、盛況 自宅や医院見学も

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 鏡中条村(現南アルプス市)出身で、日本住血吸虫病(地方病)の撲滅に尽力した医師小野徹(1875~1971年)の自宅に残る食器や家具などの販売会が14日、同市鏡中条の自宅で開かれた。自宅の改修費用を集めるため、やしゃごの藤巻佑理さんが企画した。
 藤巻さんは「高祖父の残したものを活用したい」と、母美枝さんが管理していた小野の自宅と医院の改装を決意。来年3月までに改装を終え、パン販売店兼宿泊施設として貸し出す予定だ。
 14日の販売会では多くの人が訪れ、湯飲み茶わんや皿、家具、薬瓶など小野の自宅に残る約300種類の品を買い求めたほか、自宅や医院を見学した。藤巻さんは「高祖父が診察した住民の方も来てくれ、思い出話を聞くことができた。人が集まり思い出を残せる空間になるよう活動を続けていきたい」と話した。
 14日、藤巻さんはインターネットで資金を募るクラウドファンディングも開始。「レディーフォー」のサイトで12月20日まで寄付を受け付けている。

(写真)建物の改修費用を集めるために開いた食器などの販売会=南アルプス市鏡中条

【山梨日日新聞 11月23日掲載】